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2014.8.22

本番1日目 ~プロ・ステージ~

熱帯JAZZ楽団

写真提供:南海タイムス社 本番1日目は、熱帯JAZZ楽団による単独公演でした。
来場客の大半は、熱帯JAZZ楽団のライブ初体験とのこと。しかし、リーダーのカルロス菅野さんのMCとラテンジャズの“ノリ”に乗せられ、会場は瞬く間に一体となりました。
 カルロス菅野さんのMCは、曲間の数分のことなのですが、聴衆を引き付けるパワーがあります。まず「熱帯JAZZ楽団の公演は、MCに対し自由に突っ込みを入れてください。」と会場を沸かせ、お客さんとステージの距離が一気に縮まりました。曲の解説はもちろんのこと、ときにはラテンのリズム講座もしてくださいました。演奏曲は全部で12曲。聴いたことがあるナンバーも織り交ぜながら、あっという間の2時間30分でした。

写真提供:南海タイムス社 <プロフィール>
 我が国のラテン音楽シーンをリードし続けて来たパーカッショニスト、プロデューサーのカルロス菅野が“オルケスタ・デ・ラ・ルス”を脱退後、日本のインストゥルメンタルシーンを代表するミュージシャンを一堂に集めスタートした、ラテン・ジャズ・ビッグ・バンド。
 無機質な音楽が溢れている昨今、メンバーが創り出すパワフルなリズムとハーモニーは年齢を問わず幅広い観客を魅了する。個性溢れるメンバー達が“音楽はエンターテイメントだ!”をコンセプトに、ステージ上で正に縦横無尽に、懐かしのラテン名曲は勿論、ジャズ・ファンキー・オリジナルまでとびっきり熱いビッグバンドサウンドを繰り広げる。
 現在、16枚のアルバムと2枚のDVDをリリース。
 バンドスコアブックも出版され、2013年8月には、初となる吹奏楽用譜面集をウインズスコアより発売し、全国アマチュア・ビッグ・バンドや吹奏楽部の学生たちからも熱烈な支持を受けている。
 NYの「JVC JAZZ FESTIVAL」に2年連続出演するとともに、RMMレコードより3枚のアルバムを全米発売するなど、国内外を問わずワールドワイドに活躍中。
 数々のヴォーカリスト、アーティスト達とコラボレーションするとともに、カルロスプロデュースによりMisia、小柳ゆき、アルベルト・シロマ、マリーンのアルバム等にも参加。
 2014年7月2日には3年ぶりにビクターより16枚目のアルバム「熱帯JAZZ楽団XVI~Easy Lover~」を発売。

<メンバー>
Perc/カルロス 菅野
Timb/美座 良彦  Pf/森村 献  Dr/平川 象士  Conga/伊波 淑   Bass/高橋 ゲタ夫
Tp/佐々木 史郎、鈴木 正則、奥村 晶、松島 啓之
Tb/中路 英明、青木 タイセイ  B.Tb/西田 幹
A.Sax/近藤 和彦、藤陵 雅裕  T.Sax/野々田 万照  B.Sax/竹村 直哉

写真提供:南海タイムス社
<演奏曲目>
1st stage
<Mission Impossible> 作曲:Lalo Schifrin /編曲:中路英明
<What A Fool Believes> 作曲:Kenny Loggins/編曲:中路英明
<Desafio> 作曲/編曲 : 森村 献
<Get Me To The Church> 作曲:Frederick Loewe /編曲:中路英明
<El Aniversario> 作曲/編曲 : 森村 献
<Spain> 作曲 : Chick Corea 編曲 : 中路英明

2nd stage
<Mambo Medley> 作曲:Prado-Chuck-Marin/編曲森村 献
<Obatala> 作曲/編曲 : 中路英明
<Somos Novios> 作曲/作詞:Armando Manzanero
<Coconuts Baby> 作曲/編曲 : 佐々木史郎
<Can't Take My Eyes Off You> 作曲:Bob Gaudio/編曲:青木タイセイ
<Getaway> 作曲:Beloyd Taylor/編曲:青木タイセイ



 アンコールは、もちろん「September」。地元の中・高校生と社会人による“八丈ウィンド・オーケストラ”のメンバーを加えていただき、熱帯JAZZ楽団のメンバーと共演が実現しました。アルトサックス・ソロは、藤陵 雅裕さんと高校生とが分担し、アドリブ合戦も行いました。会場は総立ちで、両手を左右に振りながら踊り、終始盛り上がりました。
 来年は、結成20周年となる「熱帯JAZZ楽団」のみなさん。終始、熱いステージをありがとうございました!!再びお会いできることを楽しみにしております!!

2014.8.23

本番2日目 ~アマチュア・ステージ~

八丈町立三原中学校 音楽部

 昨年は、社会人吹奏楽団の方々にお手伝いいただき出演したのですが、今年は、三原中学校単独出演です。

<MISSION IMPOSSIBLE > 作曲:Lalo Schifrin/編曲:本澤 なおゆき
<天体観測/BUMP OF CHICKEN > 作曲:藤原 基央/編曲:山里 佐和子

八丈町立富士中学校 吹奏楽部

 今年は、部員4人。社会人吹奏楽団の方や各学校の音楽の先生に加わっていただき演奏しました。人数は少なくても毎日熱心に練習をしています。その成果を披露してくれました。

<炎と森のカーニバル/SEKAI NO OWARI>
    作曲:Fukase/編曲:福田 洋介
<Let It Go~映画「アナと雪の女王」主題歌~>
    作曲:Kristen Anderson-Lopez、Robert Lopez/編曲:宮川 成治

東京都立八丈高等学校 吹奏楽部

 八高吹奏楽部は、今年も吹奏楽コンクールで金賞を受賞しました。部員は7人と、全盛期の頃に比べると少人数ですが、先輩からの技術を受け継ぎレベルの高い楽団です。今年も、金賞受賞曲を披露してくれました。

<Flower Crown> 作曲:和田直也

八丈ウィンド・オーケストラ

 八丈ウィンド・オーケストラは、三原中、富士中、八丈高校、そして社会人吹奏楽団で構成された楽団です。さらに今年は、一般応募により加わってくれた学生もいて、総勢40人ほどの編成で活動を繰り広げました。
 この日は、熱帯JAZZ楽団のメンバーからゲストをお迎えしました。<In The Mood>には、青木タイセイ(tb)さん、<マンボ・メドレー>には、佐々木史郎(tp)さんに加わっていただきました。
 アンコールとして<September>を披露しました。ゲストは、青木さん、佐々木さんに加えて、近藤和彦(A.Sax)にソロをとっていただきました。もちろん、地元高校生との競演です。それだけではありません。サプライズゲストとして、熱帯JAZZ楽団のリーダー、カルロス菅野さんにも急遽加わっていただきました。2日目は、アマチュの楽団が中心となっての編成でしたが、ゲストの方々や会場のお客さんの熱気に助けられ、満足のいく演奏を披露することができました。



<私のお気に入り ~My Favorite Things~ > 作曲:Richard Rodgers/編曲:宮川 彬良
<You Raise Me Up> 作曲:BRENDAN GRAHAM,ROLF LOVLAND/編曲:高橋 宏樹
<In The Mood> 作曲:Joe Garland/編曲:山下 国俊
<マンボ・メドレー 「マンボNo.5」「テキーラ」「エル・マンボ」「エル・クンバンチェロ」 >
  作曲:Prado-Chuck-Marin/編曲:森村 献/吹奏楽編曲:宮川 成治

2014.6.14

合同練習 1日目 ~八丈町立三原中学校 音楽室~


 合同練習初日は、八丈ウィンド・オーケストラのメンバーの顔合せを行いました。自己紹介、パート練習、合奏を行いました。



2014.7.12

合同練習 2日目(クリニック 1日目) ~都立八丈高等学校 視聴覚ホール~



 合同練習2日目にして、カルロス菅野(Per)さんと中路英明(Tb)さんを講師にお迎えしてクリニックを受けました。
 本番当日、熱帯JAZZ楽団と一緒に演奏する予定の「September」を中心にアドバイスをいただきました。合奏では、ラテンのリズムのとり方などを教わりました。また、パートごとに分かれてご指導いただきました。メンバー一同、練習会場を去るときは、まるで本番を終えたかのような興奮ぶりでした。



2014.7.26

合同練習 3日目 ~八丈町立富士中学校 音楽室~


 夏休みに入って最初の合同練習は富士中で行いました。午前中はパート練習を中心に午後は合奏を行いました。この日、事前に町の広報紙やWebページの“出演者募集”の記事を見てエントリーしてくれたメンバーが加わりました。
 また、Tシャツのデザイン画が届きました。担当してくれたのは、都立八丈高等学校美術部の3年生です。メンバーの意見を聞きたいということで、複数のパターンから選び、所々要望を加えました。



2014.8.19

合同練習 4日目 ~都立八丈高等学校 視聴覚ホール~

 久々の合同練習となりました。この日から本番に向けて、集中練習です。
 前回の合同練習から今日までの間では、三原中学校の生徒で運動部と掛け持ちしているメンバーは、遠征試合に出場していました。また、八丈高等学校吹奏楽部は吹奏楽コンクールに出場し、見事に金賞を獲得しました。改めて「おめでとうございます!!」



2014.8.20

合同練習 5日目 ~都立八丈高等学校 視聴覚ホール~

 合同練習の間隔が空いてしまったため、感覚を取り戻すのに苦労をしました。また、未だに全メンバーが揃った日がなく、不安も込み上げてきました。特に、社会人メンバーの方々にとって、平日の練習への参加が難しく、合奏ではだれかしらがお休みで、全体のバランスを調整するのも一苦労でした。



2014.8.21

合同練習 6日目 ~八丈町多目的ホール「おじゃれ」~

 この日は、本番と同じ会場で練習をしました。
 まずは、ステージ作りから行いました。専門のスタッフの方の指導の下、平台を組み、楽器を並べました。
 午前中は、各学校の単独演奏の練習を行い、午後は全体の合奏でした。学校の音楽室とは響きも異なり、勝手が違うので、戸惑いもありました。しかし、各学校の音楽の先生のご指導もあり、時間と共に演奏がまとまってきました。



2014.8.22

合同練習 7日目 ~都立八丈高等学校 多機能ホール~

 JAZZフェスティバル初日となるこの日。多目的ホール「おじゃれ」では、熱帯JAZZ楽団のステージの準備がなされており、午前中は八丈高校に練習会場を戻して、合奏を行いました。
 午後は、多目的ホール「おじゃれ」に移動し、熱帯JAZZ楽団のみなさんをお迎えしました。歓迎セレモニー(?)は、各学校の部長を中心に考えてくれました。八丈ウィンド・アンサンブルのメンバーは客席でスタンバイし、リハーサルのために熱帯JAZZ楽団のメンバーがステージ上に揃ったところで、In The Moodの1フレーズを演奏しました。もちろん、サプライズです。
 その後は、熱帯JAZZ楽団のリハーサルを見学させていただきました。プロ・ミュージシャンのリハーサルを見学する機会は滅多にないので、生徒たちは喜んでいました。


2014.8.23

お見送り 1日目 ~八丈島空港~


 熱帯JAZZ楽団の大半のメンバーをお見送りしました。
 八丈島空港の展望デッキから手を振ると、ボーディングブリッジを通過するメンバーの方々が、手を振り返してくださいました。中には、ボーディングブリッジ側から写真を撮るメンバーもいらっしゃいました。
 下の3枚目の写真は、高橋ゲタ夫(b)さんから後日届いた写真です。感無量です。

合同練習 8日目(クリニック 2日目) ~八丈町多目的ホール「おじゃれ」~



 前日の熱帯JAZZ楽団との共演の興奮が覚めやらぬまま、この日は、最後の合同練習でした。
 さらに、カルロス菅野(Per)さん、近藤和彦(A.Sax)さん、青木タイセイ(Tb)さん、佐々木史郎(tp)さんが残ってくださり、クリニックを受けました。各パートに入っていただき、数多くのアドバイスをいただきました。

2014.8.24

お見送り 2日目 ~八丈島空港~

 最後まで残ってくださった熱帯JAZZ楽団のメンバーをお送りしました。
 展望デッキでは、誰かがオーディオプレイヤーで「September」を流し、飛行機に向って踊りました。後日、マネージャーさんから「セプテンバーのダンス。機内から見えましたよ!!」とご連絡をいただきました。
 この日、空港を去るとき、参加した子どもたちの口からは、「とうとう終わっちゃった~」とこぼれました。

 熱帯JAZZ楽団のみなさん。スタッフのみなさん。ボランティア・スタッフのみなさん。その他、関係者のみなさん。大変お世話になりました。「ありがとうございました!!」